第11章 500年前の俺と500年後のお前?(真田幸村)
ある日、
佐助「忍さん話がある」
忍「何?」
佐助「幸村のことだ」
忍「幸村がどうかしたの?」
佐助「いやどうもしてないけど、
聞きたいことがある」
忍「何?」
佐助「幸村のことどう思ってるんだ?」
忍「!!どうって?」
佐助「男として彼のことを好き、違うのかい?」
忍「あはは、おかしなこと聞くね。
あの子がいるのに?」
佐助「俺は舞さんが好きだった。
だが幸村をあの子は選んだ。
君は幸村が好き・・・そうだろ?」
忍「否定はしないよ。
でも幼馴染という関係を、
壊したくなくて、
あの人から逃げたのは私だから・・・
舞も幸村も好きだから、
私は何もしないよ」
佐助「俺も同じだ。
あの子が幸せならいいと、
俺の気持ちは舞さんにも幸村にも言っていない」
忍「ふうん・・・
じゃあ二人だけの秘密ってこと?」
佐助「そうだね君と俺との秘密だ」
佐助はそういうと寂しげに笑う。