【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第61章 存在理由
あの時、心臓が止まるかと思った。
彼女が落ちた時だ。
気付けば身体が動いてた。
元後いえば全てが俺のせいだ。
でも......やっと守れた。
それなのに見上げた顔は、悲しく歪んでる。
こんな顔が見たかったんじゃないのに。
君のいない世界に生きる意味はない。
彼女の死は、俺の死を意味するだろう。
後を追ったら怒られるだろうな。
だから身体は生きてても、心は止まったままだと思う。
それくらい彼女は、俺の一部で、全てだ。
これで良い......俺は幸せだよ。
でも、君は泣くかな?
泣き虫だから、たくさん泣くだろうな。
その時に抱きしめてあげらないとしたら、
それだけが心残りだ。