【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第59章 それは突然に
「もう一回、見せて」
「えっ?」
その指はまた入口をなぞって......慌ててその手を掴んだ。
これ以上は無理!
「んっ、もう......だめ......」
ズルズルと座り込んで首を横に振ると、突然身体が宙に浮く。
「もう立てないね。ベッド行こうか......」
バスタオルを敷いた上にそっと寝かされた。綺麗に微笑まれて額に口付けられるけど、その唇は優しく首筋を這っていく。
「んっ......もう、むり」
このまま、気持ち良くなり続けたら、壊れちゃう!
「こんなに可愛いのに......止まれない」
「ああっ!」
胸の輪郭を舌で舐められて、先端はちゅっと吸い上げられた。すぐに足を開かされるとそこに指が入ってくる。
「2回目は......もっと気持ち良くなれるらしいよ」
甘い声が聞こえて唇を舐められて、すぐに深くなる口付けに酸素が足りなくて息が苦しい。
「んっ......ふぁっ、おかしく......」
グチャグチャに濡れたそこは溶けるみたいに熱くて、何かが溢れる感覚にゾクゾクした。
「たくさん垂れてる......こんなにえっちなのは俺しか知らないね」
「んっ......ますながさんに」
「俺になに?」
「ああ......見られるのが、一番だめ」
その言葉に執拗に中を撫で上げられる。
押し寄せる快感に心臓が暴れるようにうるさい。
「俺以外に見られる方が、だめだよね?」
「ふぁ......いちばん恥ずかし......」
「イケナイ子だ......他の人に見せる方がいいの?」
ちゃんと答えたいのに答えさせる気がないみたいに、彼の指は容赦なく攻めたててくる。
一度快楽を知ったそこは、すぐに熱くなった。
「ああっ!だめ......声」
「外は大雨で聞こえない......可愛い声をもっと聞かせて?」
確かに外は相変わらずの大雨で、その音が部屋に響いている。
「やぁっ、ああ......もうっ......!」
「もう、イッちゃうの?」
優しい声が聞こえて、胸元に吸いつかれた。
「我慢は?」
「わたし、我慢できな......」
目を閉じて、ただ快楽に溺れる。
あれ......?
彼の手が止まった。
「はぁ......ますなが、さん......?」