【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第53章 Love trigger
「今日こそは、教えてください!」
「いいよ。ベッドの中「ああああ!変なこと言わないでください」
今日は、MooNsで番組収録だ。
そんな中、私は盛大に後悔していた。
遊園地に行った日から気になっていたことを、ずっと聞きそびれていたから。
彼が私を意識しだした出来事が気になって、気になって。
この間、聞けば良かった......。
「一目惚れですか?」
「カレーのCMじゃないの?」
「新選組の舞台の時か?送って行った時」
「でも、その頃は私たち親しくないですし......一目惚れは増長さんの性格上なさそうですよね。私そんなに可愛く「みょうじさん」
「なんでもないです」
鈴木さんの件の夜。
あの後は......
もう一度愛し合って、そのまま足腰が立たなくなった。
「俺が全部お世話してあげるよ」
迷惑をかけたのに、彼は嬉しそうで......どうしてだろう?
そして、あの日から......
『可愛いくない』と言うと叱られるようになった。
「ブライダル雑誌の撮影は、なまえが一人で担当したリーダーとの初仕事だ」
ブライダル雑誌。
「私が結婚式の知識で増長さんを責め立てて、チョコレート一つで許してもらおうとした罪深い事件ですか?」
そんなこと、あったよね。
「違うよ!記憶力は良いのにネガティブが邪魔をするね」
「えっ?」
「みょうじさんの中で俺たちが親しくなったのっていつ?」
「えっと、食レポの時ですかね?」
「そっか。しらすコロッケ」
「ふふっ、何言ってるんですか?ジンギスカンですよ」
「待って......最近すぎない?」
「そうですか?」
「既にただならぬ関係だったのに?」
「お口にチャックしてくださいね」
彼の口を塞ぐと抱きしめられる。
「今日も可愛いね」
「そんなこと......「あるよね?」
「はい、ありがとうございます......」
ポジティブへの道はまだまだ遠いみたいだ。