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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第52章 My one & only Love


「あの、そろそろ離れませんか?」

あれから、ベッドの上でずっと抱きしめられている。

「なに?」

「更に抱きしめないでくださいね」

「さっきは、甘えてくれたのに......」

「な、なんのことですか?」

「照れ屋さんなんだから」

微笑まれると、柔らかなものが唇に触れる。


「せめて、服を着ませんか?」

「着せてあげようか?」

「ええっ!いいです」

「ふふっ、遠慮しなくてもいいよ」

「お布団を引っ張らないでください!恥ずかしくないんですか?」

視界に入った上半身に顔が熱くなる。

「まだ、慣れないの?」

「慣れません!」


覆い被さられた?

綺麗な笑顔に見惚れていると、頬を優しく撫でられる。


「恥ずかしくないよ。隅から隅までじっくり見ていいからね」

「いちいち、発言がえっちですから!」

「そういう風に聞こえたなら、みょうじさんもえっちだよ。ほら、触って」

右手を掴まれると、彼の頬に触れさせられる。

首筋を通って、胸板、腹筋に下りた。

鍛えられている身体にドキドキ......

「やっぱり、筋肉好きなの?声に出てるよ」

「ええっ!」

そのまま、おへそへ下りて......。

「ま、増長さん!?ちょ、ちょっと、待ってください!」

「ふふっ、焦りすぎだよ。ここも、好きなだけ触っていいよ」

触れさせられた場所は、もちろん......。


「もう一回する?」

にっこり笑う姿が可愛い。

可愛いけど、

「しませんからね......恥じらいを持ってください」

「俺の身体もみょうじさんのものだから、恥ずかしくないよ。可愛い姿をもう一回見せて」

手のひらに口付られて、ドギマギする。

「む、むりです!」

「可愛いって思ったよね?押し切られて?」

「ええっ!」

「むしろ赤い顔して可愛いな......やっぱり食べよう」

「あれ、最後の一言?」

「みょうじさんの身体は、俺のものだからね?」

「あげた覚えないですよ?」

「恋人同士ならあげないといけないんだよ?」

「そうなんですか?」

「そうだよ。何も知らないんだから」

首筋に顔を埋められて、チクッとする。

「んっ」

「これで俺のだね?可愛い声で、啼いてね?」

「いやあああー!」

室内に私の悲鳴が響き渡ったーー。
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