【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第33章 Miss you
一週間経っても依然として、彼女は病欠という事になっていた。
「なまえは本当にどうしてるのかな?」
「トモ、流石におかしいよね。電話も繋がらない。JOINも返ってこない。」
「なまえちゃんの家、行ってみようよ!」
「暉、今日行ってみるか。」
「なまえちゃーん。早く帰って来てーー!!」
「悠太、泣くなよ。」
「『とりあえず、一週間待ってくれ。』と社長達に言われて待ちましたが......もう我慢できません!!」
「リーダー、皆で行こうよ!!」
「話さなくてごめんね。あの日に行ってみたんだ。彼女......引っ越してた。」
「「えっ!?」」
「嫌になって辞めたんじゃねぇか?とにかく、アイツのことはもう詮索すんな。居なくなった奴の話しても仕方ねぇだろ。」
「剛士は散々レッスンとか付き合ってもらってたくせに、やけに薄情だね。」
「はっ?どっちが薄情だよ。大切ならアイツの意見を尊重してやれって言ってんだよ!」
彼女がガンダーラを退社したと社長から聞いたのは、
その後間もなくのことだったーー。