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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第24章 Dangerous Act !


「トモ......と、なまえ?」

「えっ、なまえちゃん?」

「みょうじさん!?」


暗くて多分見られてないとは思うけど、腕、縛られてた!!


「これ......どういうこと?」


増長さんの聞いたことないような、低い声が聞こえる。
彼はこちらに歩いて来た。


私の格好、どうしようっ!
腕で胸は隠してるけど......服は着てないし。


「ま、増長さん......。」


二人の仲が拗れるのは困る。


「何されたの?」


グイッと腕を引かれると、その腕に抱きしめられた。
胸が当たってるのは照れるけど、隠してくれてるんだよね?


「何?えっと......えっ!?」


そのまま抱き上げられると、彼は私の服を拾い上げた。


「ちょっと、竜持部屋貸して?」

「えっ......カズ!?」



ーーガチャッ


竜持くんの部屋......?


ごちゃごちゃはしていないけど、可愛いものが色々置いてあるようだ。


「可愛い。」


思わずそんな声が出た。


「そんなこと言ってる場合じゃないから!」


見上げた綺麗なお顔は、全く笑っていない。


カーテンの隙間から月明かりが漏れる薄暗い部屋。
そのままベッドの上に降ろされる。


使わせてもらっていいのかな?


「服着ないとね。」

「ありがとうございます。コレ解いてもらえませんか?」


胸が見えないように、両腕を彼の前に差し出した。


「嫌だって言ったら......どうする?」


え......。


嫌だって言ったら......!?


「わ、私も嫌です!こ、困ります!」

「ふーん」


鋭い視線に捕らわれた。

「じゃあ、おねだりして?」
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