• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第23章 沢山の愛をキミに



「......と、......げ。」


「なまえ、どうしたの?」

遙日くんは近くにやって来ると、体制を低くして私の顔を覗き込む。


「ポテト!唐揚げ!!」

「えええっ!?」


彼の腕をガシッと両手で掴む。

「逃がしませんよ!!」

「えええっ!?」



ガシッーー、

あれ?今度は肩を掴まれる彼。


「遙日、ちょっと話があるんだけど。」

「増長さん......?」

「そうだね。俺も話がしたいな?」

「北門さん......?」

二人は普段の王子様スマイルで口元は笑っているけど......目が......笑っていないような?

遙日くんは北門さんと竜持くんに何かしたのかな?
竜持くんのことなら北門さん怒るだろうし、北門さんのことなら増長さんも怒るだろうし。


「かわいそうだから、私は許します。頑張ってくださいね......。」

思わず、哀れみの目を向けた。

増長さんと北門さんか......先程のこと思い出して身震いした。



「はるが面白がるから......。」

「遙日、頑張れ。」

「ハルぴょん、ファイト!」

「ええええっ!?」

ドンマイ、遙日くん。


「つばさちゃん、お疲れさま!」

「お疲れさま。ちょっと連絡事項があって......。」

「ありがとう。この人達は無視していいから、とりあえず私の家に行こう!早く入ろう!!」

つばさちゃんに抱き着いた後、その手を握った。


「お疲れさまでした......これからはそういう目で見れるので、もう私をからかわなくても大丈夫ですよ?悠太くんも。恋愛は自由なのでその点に対しては一切引いてないです、むしろ応援します。」



私の目はきっと......死んでいただろう。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp