【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第19章 みんなで奏でる始まりの音(2期)
「えー、後ろに男三人とか嫌だ」
「じゃあ、お前助手席に乗れ」
「俺はなまえの隣に決まってるだろ。なまえ、膝の上はどう?」
「お前が前に乗る方が、コイツは安全なんだよ」
「はいはーい!僕もなまえちゃんの隣がいい!」
結局、ジャンケンで悠太くんが助手席へ。
愛染さんと剛士くんと後ろに座る。
「今日も可愛いね」
「あ、ありがとうございます」
愛染さんは通常運転だ。
なんだか、常に顔の距離が近いような......。
「触んな」
彼の手を払いのけ、私を引き寄せる剛士くん。
「なまえは俺のA&Rなんだから、俺が触るのは当然だろ」
愛染さんの言葉に剛士くんが私の手をこする。
「こいつは俺のA&Rでもあるんだよ」
「俺の方がなまえを大事に扱えるよ?」
「はっ、他の女を扱っとけよ。周りの女と一緒にすんじゃねぇ」
「あの、二人とも......」
「なまえは俺の方がいいよね」
「俺の方が、コイツの事分かってんだよ」
「はぁ......お前らも毎回よく飽きねぇな。みょうじも大変だろ?」
溜息をついた修二さんが労ってくれる。
「でも、THRIVEはこれで仲良しなので!」
「仲良しじゃねぇ!」「仲良しじゃない!」
「ほらね、息ピッタリです!」
「仲良しだね!ごうちん、ケンケン!」