第3章 更なる驚き

　その後、相葉ちゃんに

　雅紀『大ちゃん？　時間ある？』

　と

　智『あるよ』

　と答えながら翔ちゃんの事を考えていたんだけど

　雅紀『もう二人、逢って欲しい人が居るんだ』

　って

　もう二人？　

　いぶかりながら、アパートに戻りパソコンを立ち上げて

　雅紀『大ちゃん、本当はね直に逢って欲しいんだけどさ。時期だからね……じゃあ、二ノくん、松本さんお願いします』

　相葉ちゃんの他に、画面に現れたのは……

　オイラより年下？　の可愛い顔立ちの男性と、大人っぽいハッキリした顔立ちの男性？　

『二宮和也《にのみや.かずなり》です。介護福祉士をしています。23歳です』

　介護福祉士三年目たという二宮くん。6月に誕生日を迎えたばかりらしいから、オイラより一つ年下らしい

（オイラは、11月に24歳だからね）

　そして

『松本潤《まつもと.じゅん》です。櫻井翔の父親です』

　翔ちゃんの？　父親？　

　若すぎね？　

　驚き過ぎて声も出ないよ……てか苗字違わない？　

　智『苗字……？　それに若い……』

　超失礼な言い方しちゃったオイラ

　潤『高校の同級生だった翔の母親との間に翔が……高３の時に……翌年の19歳で父親になったんです。子供過ぎたんです。双方の家族の大反対に負けて別れて……私も家業の会社を継いだばかりで……姉の嫁ぎ先の旦那さんとご家族が良い方達で、翔を養女として引き取ってくれて……』

　智《……》

　雅紀『大丈夫？　大ちゃん？』

　40歳？　オマケに年齢より、若く見えるし……

　智「相葉ちゃん、何で翔ちゃんのお父さんが……」

　和也「それは、俺と松本さんが相葉先生に相談した内容が同じだから」

　二宮くんが話し始めたんだけど……