• テキストサイズ

Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第74章 離れ難くて…もっと話がしたいから…


その日の夜

智side

翔とるなの家の玄関先

智「初めまして。大野智と申します」

月乃「大野さん。翔を送って来て下さってありがとうございました。るなと翔ちゃんの為にありがとう。本当は上がって頂きたいんだけど…玄関先でごめんなさいね」

智「いえ…」

月乃「和くん、るなと翔ちゃんを守ってくれてありがとう…」

和也「おばちゃん…泣かないでよ…」

智「翔ちゃんまたね。今日はゆっくり休んでね」

和也「るなちゃんお疲れ様。ゆっくり休むんだよ」

るなちゃんのお母さんは涙されてた…切なくて…

翔ちゃんとるなちゃんと同じ
穏やかな眼差し

何回も何回も

『ありがとう』

って言って下さったんだ

--
和也の家の門の前

和也「大野さん…翔ちゃんと話たいですか?少しなら…」
--
-コツン-

-ガラ-

智「やぁ翔ちゃん!」

翔「智さん?」

二宮くんが

『俺の部屋から翔ちゃんと話をします?』

って言ってくれたわけ

翔「智さん!カズくんと仲良くなったんですね!」

はい?翔ちゃん…又面白い事を…

翔ちゃんと…離れ難くて…
もっと話をしたいからに決まってるでしょ!

智「まぁね。翔ちゃん大丈夫?」

翔「これからどうなるのか不安だけど…お年寄り達がもう苦しむ事が無くなる為には…厳しい処分が必要よね…って思ったり…」

智「うん…翔ちゃんの願いを市の職員が自発的に気が付いてお年寄り達への態度を改めてくれていたらね…何回訴えてもダメだったんだもん…」

翔ちゃんが少し涙ぐんでいるのが見える…

オイラだって…
出来る事ならここ迄の事態になる前に
解決して欲しいって思ってたよ…








/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp