第65章 遂に…対峙の時⑥
和也side
(証拠はあるんですよ)
職員を守る気がないし……
職場内の雰囲気を良くする気もない
これ迄起きた事を重く受け止めてないし
改善する気もない
職員に施設内で起きた問題に対して
対応や態度を改める様に、
注意や指導してないし
施設内で起きた問題の
対応や態度を改める気もない
職員内で注意し合う事もしてない
もう……
こちらから問いたい事に対して
答えられないのは分かったから
守られるべきはお年寄り達なんだ……
和也「入居者の方々と施設の職員の話合いの『月一会』今では施設側から入居者への『報告会』みたいな感じで、お年寄りの意見なんか話せる雰囲気じゃないと聞いたんですよね」
智「『要望を出す事にした』というより『要望をだしたい』聞きたい事があるのに『聞いてもくれないだろうから……』と憤っている方がいましたよ?」
富永『……』
種橋『誰よ?』
(誰よ? じゃねぇよ)
雅紀 メモ
和也「《貴方達、市の職員ではなくて介護サービス会社の職員に思っている事を打ち明けている事に対して思う事は無いのですか? 貴方達に話しても、何も改善されない処か、隠蔽される恐れがあると思っているって事ですよ?》」
俺が少しイライラしだしてる事を感じて
相葉先生は助け船を出してくれたんだろうね
心紀メモと題して
向こうさんに見えない様に
俺の目の前にメモを置いてくれてさ
富永『私達は、入居者に信頼されていないからですよね?』
和也.智.雅紀
この人がここまで言われてやっと、何かを感じるんじゃなくて
事が起きた時に何をすべきか……何が原因だったのか
深く考えてくれていたら……
種橋『主任、こんな訳の分かんない言い掛かりをつける人達になんか答える必要ないですよ』
夏輝「言い掛かり? お年寄り達を必死に集めた証拠を言い掛かりなんて言わせないんだから……」
俺
オイラ
俺
達以上に
強い憤りを抱いている夏輝さんの、怒りに震えた呟き