第40章 嵐の前の暴風
瑞「…え?アシスタント…って…この人が?」
瑞希さんは智兄さんから離れて、翔兄さんの方に行き顔をジロジロと見回していた
翔「さ…智くーん…」
智兄さん…翔兄さんに向かってごめんってポーズして…もしかして離れてもらいたくて咄嗟に言ったの?
瑞「ふーん…どれだけ出来るのか知らないけど、あんたじゃ智の足手まといじゃないの?」
翔「…は?」
…あっ翔兄さん、ちょっとカチンときたみたい…
智「おい、瑞希…」
瑞「だって、顔はまあまあ良いとして、それだけじゃ…」
すると突然雅紀兄さんが間に入ってきて
雅「それだけじゃない!翔ちゃんはめちゃくちゃ頭が良いんだ!それに優しくてしっかりしてるし!便利屋にはなくてはならない存在なんだぞ!」
翔「雅紀…」
雅紀兄さんの言葉に瑞希さんは面食らい、翔兄さんは嬉しそうにしていた
瑞「な…何よ雅紀…そんな大声で」
和「まあ、雅紀兄さんの言ってる事は強ち間違いではありませんよ」
智「そうだな…翔くんがいなきゃ纏まらない事、多いもんな」
潤「…これでもうちょっと取捨選択出来ればねー…」
翔「そ…それは今関係ない…だろ…」
あーあ(笑)翔兄さん照れながら語尾が弱くなってる
瑞「わ、解ったわよ!彼は智の仕事上のパートナーって事で!けど、私は智の許嫁なんだから…!」
翔・潤「・・・はい?」
え?だ、誰が誰の許嫁だって?