第19章 真夏の夜の…?
~雅紀side~
「わー!海だー!」
数日前、さくらちゃん(「ひとつ屋根の下」第13~24章)が遊びに来た時、夏休みに入ってまだ何処にも行ってないと聞き
智『なら海水浴でも行くか?』
との智兄の提案で、海水浴場が近くにある別荘に皆で来ていた
かえで「智さん、何時もすみません」
智「いやいや、俺達も滅多に夏休みなんて取らないから、気分転換に良いよ」
さくら「ねーママ!早く泳ぎたい!」
さくらちゃん、日程が決まってから毎日楽しみにしてたって言ってたから、早く泳ぎたいんだな
かえで「まだ早いわよ、荷物を片付けてから」
さくら「えー…」
ありゃ…さくらちゃん、途端に元気なくなっちゃった
雅「さくらちゃん、海は逃げないから後で思い切り遊ぼうね」
さくら「うん!ねー雅紀お兄ちゃん!一緒にスイカ割りしようよ!」
雅「おっ、良いねー」
ヤス「じゃあスイカ買いに行ってくるか…」
潤「あ、大丈夫です。用意してますから」
そう言って潤は車から段ボールを二箱下ろしてきた
その中身を見るとスイカが入っていた
ヤス「…準備良いなー…」
智「雅紀が昔から海に来るとスイカ割りって言ってたから、どうせ必要になると思ってたからな」
潤「スイカ割りしなくても、普通に食べれるし…無駄にはならないからね」
…俺ってそんなにスイカ割りしたがってたっけ…?
その後、早く海で泳ぎたがってるさくらちゃんの為に、俺達は急いで準備して海に向かった