第12章 すれ違いのトキ
ー翔目線ー
「翔ってモテてたの?」
飲んでいたコーヒーが鼻孔へ戻りむせる。
「ゲホッ、ゴホッ・・・ケホッ!!」
「わ、翔大丈夫?!んな驚くこと?(笑)」
違う、そんなこと聞き飽きるぐらい聞いた台詞だ。
ただ、なんで翔が聞いたのか、と言うことだ。
俺に気がある?あるのか?!
いやいや期待するな、あの鈍感で恋には疎いな翔だ、興味本位だろう、きっと。
(だいせいかーい! by作者)
「まっ、モテモテだな(笑)」
余裕な振りして答える俺の手は微妙に震えている。
翔は大きな目をさらに開いて
「ホントにぃ?!なんでなんで、どんなとこがモテる訳?!」
食いついてきたな、しかも俺を見下げてる(笑)
「どんなとこって…自分で言うのとか抵抗あるんですけど(笑)」
「あ、そっかぁ(笑)」
なんでだよーそんなに翔の前ではモテる要素なかった?
あ…女の子扱いしてないからか。
幼馴染だと思ってたからなぁ。
よしっ、女の子扱い気を付けよう。
「あ、分かったかも!」
急に翔が大きな声を出す。
「何が?」
「翔がモテる理由!よく気が回って声かけてくれたり、ギャップあるからじゃない?!」
「ギャップ??」
「そうそう、覚えてる?翔が急にキスしてきたときのこと!!ギャップやばかったよねぇ~(笑)」
ええぇぇっ、ええええええぇぇぇぇぇ!!!!!
今、今この話するぅぅぅ?!?!
ヤバい、俺テンパり中!雅紀風に言うとパルプンテ状態!!
だって、キスの話すると気まずいだろ!!!
あ、鈍感?ってそれでまとめていいのか?!