第10章 スティーブ&トニー(MCU/二次創作)
オマケ1
レイン
「トニー、君ほどの者がどうして片想いをしている。こんなことを言っては何だが……その手の事は慣れている訳だろう」
トニー
「まぁそこは否定しないが、これはそう単純な事じゃない。第一相手にはまた別の想い人が居る。……ひとめ見た時から恋に落ちたなんて劇的な感情は起きなかったがね、鈍感な癖に足掻きながら恋をしている姿をみている内に愛おしくなってしまった」
レイン
「……想いを伝える気は?」
トニー
「ない。愛する人間には幸せになってもらいたい質でね。私と共に歩むより幸せな道があるなら全力で応援するさ」
レイン
「……ここまで想われて振り向かないなんて、本当に鈍感なんだな、その子は」
トニー
「……本当に。手のかかる奴なんだ。だがそこが無性に可愛らしい」
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