第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)
★Vヴェノム
エディとキスを楽しんでいると、三回に一回はヴェノムが舌を入れてくる。人間のそれと違ってとにかく滑り気の強い長物が口の中を満たすと苦しくて直ぐに吐き出してしまう。酸素が欲しくてはふはふと間抜けに息を継ぎ、生理的に浮かんだ涙を睫毛に絡ませながらだらりと垂れる涎を拭っていると、エディは決まって興奮を増した状態でキスの続きをせがんだ。苦しむ俺を見て昂るなんてちょっと変態過ぎない?
★JLスーパーマン
「こんなこというのも失礼なんでしょうが、大変男らしい体毛が生えていらっしゃいますよね」
「着眼点が独創的だとは思うけど失礼だとは思わないよ。疑問に思うことは人間の本質だからね」
「や、優しい」
「君は体毛が生えていないようだ。だから聞いてきたといったところかな。大丈夫さ、成長につれてホルモンの分泌は増える。体毛の濃さがコンプレックスだというなら心配はいらないよ、これからだ」
「どんな勘違いしてんのか分からないですけど同世代なんでっ! もう成長しませんからねっ!」
★Tロキ
角や牙を持つ動物でさ、立派なものを持つ存在が群れの中では良しとされる一方で、研ぎ方を知らないが故に伸ばすだけ伸ばして自らの目や頭蓋を傷付ける個体もあるそうだよ。と俺が言うと、ロキは自分の兜を被りながら『可哀相に』と小さく呟いた。
★Vヴェノム(恋人主続き)
最近ヨガにハマってると言ったら凄く嫌そうな顔をされた。ヒーリングCDを聴いて大した結果にならなかった過去は聞かされていたけど、ただ聴くだけのCDと実際に身体を動かすヨガを一緒にして貰っては困る。結局はエディそっちのけで女豹のポーズをしていれば、鼻の下を伸ばして尻を凝視しているんだから調子の良い奴だ。
★AMアントマン
スコットを訪ねると柔和な笑顔で迎えてくれた。最近は娘さんとも頻繁に会うことが出来ているみたいで、情緒も仕事も安定してきている。もう僕が来なくても大丈夫そうだね、と微笑むとスコットは未だ優しい笑みを噛みながら耳元で囁いた。
「そんなこと、許すと思うのか?」
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