• テキストサイズ

黒愛2 【進撃の巨人】

第1章 1 (裏なし)


―――――その時。

聞いたことがない鐘の音が鳴り響いた。

カンカンカンカンカン…

本能的に不安になる音に思わず息をのむ。

「…………嘘だ。」

呆然とした顔で呟いたのはアルミンだ。

「ちょっ…なにこれ…。
アルミン!?これはなに!?」

「これは―――」


「「「「「逃げろおぉぉぉ!!巨人だぁ!!」」」」」

「「「「「ウォール・ローゼが突破された!!
逃げろおぉぉぉ!!」」」」」

カンカンカンカンカン…

頭が真っ白になる。

家という家から人々が飛び出してくる。

カンカンカンカンカン…


鐘の音と鐘の音の間に…
地鳴りが…

――――巨人の、足音。

/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp