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【黒バス】 最強少女の物語

第8章 それぞれの過去


「」がないところは全部ヒナノさんのセリフです!


NOside

これは・・そうだねぇ ちょうど20年前くらいの話


その子は大女優と政治家の間に生まれた超お嬢様。


小さい頃からたくさんの勉強を教えられていたんだ。


一週間に14回の習い事。お嬢様校ではテストは毎回トップ


『さすがお父さんの娘ね。お母さんも鼻が高いわ』


『いいか?もっと上を目指すんだ。私達のためにも。』


『さすがお嬢様。なんでもこなしてらっしゃる。』


毎日のようにかけられるその言葉は


その子のプレッシャーになるだけだった。


その上母親に似て顔も良かったため


異性にも嫌なほどモテた。


そのせいで同棲には冷ややかな目で見られる。


その子はだんだん死んでしまいたいと


思うくらいまで 追い詰められた。


そして勇気を出して親に告白した。


『もう習い事全部やめたい。


普通の家で 普通の学校で生きていきたい』ってね。


そしたら親はなんて言ったと思う?


『私達のために生きないと言うなら この家を出て行け』


『さっさと出て行きなさい』って言った。


挙げ句の果てには殴られ蹴られ


ボロボロで家を飛び出した。


まぁそりゃぁ・・ショックだよ?


今まで優しかった親たちが手のひら返してさ


殴られて蹴られて暴言吐かれてさ


その子はその時のアザは治っているよ


でも・・








心のアザはまだ治っていないんだ。


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