第11章 再会と初めまして同盟さん
新聞を見ながら船を進めている時、目の前に見覚えのある船を見つける。
全体が黄色の船。船体には忘れる事が無かったジョリーロジャー。
トラファルガー・ローが率いるハートの海賊団が乗るポーラタング号。
リオはそれを確認すると新聞を置き、船へ近づくように速度をあげる。
近づいて行くと甲板に数人の人影が見える。
「……!」
人影は2年間会いたかった人たち。
「ロー!ベポ!シャチにペンギン!」
「リオー!!迎えに来たぞー!」
「元気そうじゃないか!」
リオは船の横に自身の船をつけるとすぐにペンギンがロープを投げ、ロープを受け取り船に繋ぐと水力で上へと飛び上がる。
そして甲板に降り立つと甲板にいた4人の前に立つ。
「みんな…!ただいま!」
「おかえり!」
「待ってたぜリオ!」
「リオー!」
シャチ、ペンギン、ベポと挨拶し、最後にローの前に立つ。
「……元気そうだな」
「おかげさまで…ロー、長い間…答え待たせたけど…改めて言わせて」
「私をハートの海賊団のクルーに入れてください」
「あぁ、今度は離さねぇよ」
ローはそう言うと踵を返し船内に続く扉へと向かう。
「久しぶりにうまい握り飯が食いたい」
「あ…了解!みんなの好きな物作るよ!」
「やった!久しぶりのリオの飯―!!」
「俺シャケ入りのおにぎり!」
「俺サンドイッチも食いてぇな」
ローを先頭に4人も話しながら船内へと入っていった。