第14章 任命します!(A)
櫻「そりゃ、俺だって力になれるならなんとかしてあげたいけどさぁ…」
相「じゃあ何とかして」
櫻「って!そんな簡単に言うなっつの!結構にオーゴトだろ?もう俺らの範疇じゃないっていうか…」
相「大丈夫だって!翔ちゃんならできるって!!」
櫻「や、なに?その根拠のなさそうな自信!そもそも、そんな簡単に…」
相「ビビッてんだ?やっぱり、めんどくさいことに巻き込まれたくないからビビってるんでしょ」
櫻「そんなんじゃねえって!そうじゃなくて、俺、マジで今――」
『見損なったよ!翔ちゃんっ!!』
――て叫ぶ前には、言わせましたよ。
櫻「…わかった。何とかしてみる…」
相「ホントッ?ホントにね?何とかしてよ?約束だからねっ?」
櫻「うん…。わかった。じゃ、約束…」
やったね☆俺の勢いトークの勝利!しっかり指きりげんまんもしたからねっ。
相「よっしゃ!じゃあこの事件は翔ちゃんに任命する!頑張って解決してね!」
櫻「事件て(笑)。つか、なんで急に上から目線っ」
相「俺が所長だから。翔ちゃんは…調査員一号ね♪」
櫻「その一号、全然嬉しくね~~…っ!」
翔ちゃん、責任感強いからね。言ったからにはちゃんとやってくれると思いますよ。ええ。やる男ですよ?彼は。
ゆけっ、一号~!!