第108章 逃げ。
★黄瀬涼太★
黄瀬「先輩!」
笠松「ダメだ!」
黄瀬「俺まだ何も言ってないんスけど・・・」
笠松「お前の言いたい事なんてスグわかんだよっ!!」
黄瀬「ならっ」
笠松「ダメだっつってんだろ!もうスグ誠凛との試合なんだぞ!?」
黄瀬「わかってるっス!!」
笠松「わかってねーだろ!!相手は誠凛だぞ!!お前だってどれくらい強いかわかってんだろ!試合前に無駄な体力使うんじゃねぇ!!」
黄瀬「・・・・・・・・」
笠松「お前の気持ちもわからなくはねーけど・・・今は次の試合に集中しろ」
黄瀬「・・・わかったっス・・・」
が居ない
どこ行っちゃったんスか
昨日の事が原因なんじゃ・・・
それって、俺のせいっスよね
俺のせいでは・・・・
ダメだ
今は笠松先輩に言われた通り集中しないと
黒子っちや火神っちも心配してるのはきっと同じ
正直、この足で最初から最後まで出れるかはわからない
けど出たい
絶対に出る
本当はに見てほしい
俺の1番キラキラしてる姿を
キレイに着飾ってかっこ良く撮ってくれるモデルの仕事よりも
汗臭い
暑苦しい
それでも楽しい
ドキドキして、ワクワクする
そう思ってできるバスケ
そんな姿をに見てて欲しいんスよ
だからには悪いけど
この試合勝たせてもらうっス
それで一試合でも長く
に俺の姿を見てて欲しいんスよ
だから・・・
もしこの試合までに来れないのなら・・・
俺が後で迎えに行くよ
だから待ってて・・・・