第105章 傍に。
★青峰大輝★
あー。やっちまった・・・・
つい勢いでっつーか・・・灰崎がこいつを抱き寄せてんの見たら止まんなかった
「大輝!大丈夫!?」
は俺が殴っちまった方の手に触れようとして躊躇した
青峰「別にこれくらい平気だ。」
「もし、問題になったら・・・」
青峰「まぁ・・・なるようになんだろ。つか、お前・・・この首どうしたんだよ?灰崎にやられたのか?!」
「違うの!彼には何もされてないの!」
”彼には”・・・?じゃあ誰にやられたんだよ・・・
まさか・・・!
青峰「赤司のヤロー・・・」
「赤司君が・・・悪いわけじゃないの」
青峰「お前、こんな事されてまだ赤司の事庇う気かよ!?」
いくらなんでも、やり過ぎだろ!!
一体何考えてんだよ
こいつもこいつだ
こんなひでぇ目にあって、まだ赤司を庇おうとするなんて
「大輝、ごめん・・・」
は目を閉じて悔しそうな顔をした
またこいつは1人で勝手に迷って、悩んでんだろーな
俺じゃあお前は救えねぇ・・・
けどきっとテツなら・・・
青峰「!」
は今度は迷うことなく俺の手を掴んだ
「私の為に・・・ありがとう。大事な手なのに・・・ごめんね」
青峰「別にお前の為じゃねーよ。ただ、俺がやりたいようにやっただけだ」
「うん。でも・・・ありがとう・・・けど、もう絶対こんなことしちゃダメ!!絶対!!約束ね?」
青峰「・・・・わーったよ。それよりお前・・・」
「私は大丈夫!!全然平気だよっ!!さっ!戻ろう!」
こいつは笑った