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いつも眠いのはキミのせい。

第97章 優しさの指輪。


★★



「敦・・・・」



敦は私の前に来て私を見下ろす



紫原「見てるとさぁ、マジでイライラするんだよね。本当ヒネリ潰したくなる」

「あの・・・・ご、ごめん・・・」



ネガティブな私は、敦に対して何も言えずにただ謝ることしかできなかった



紫原「赤ちんのなのに、室ちんの彼女になる約束したんでしょ?本当、って誰にでもいい顔するよね」



敦のこの言葉が、私の胸にズシッと重く鈍く刺さった


私はやっぱり、氷室さんと賭けをするべきじゃなかったんだって思った


彼が本気なのか冗談で言ったのかさえもわからない


それに・・・・誠凛が勝つにしろ、応えられないとわかっているのならのるべきじゃなかった


このまま氷室さんの彼女になってしまうのもいいのかもしれないなんて・・・・・


本当に私は最低だ



「本当最低だよね、私」

紫原「・・・・」

「ごめん・・・・私行くね・・・」



敦のあの目が耐えられなった


私は又、自分から逃げ出した

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