第88章 救いたい想い。
ボールは大我に渡り、大輝との1on1
大輝の実力は痛いほどわかってるはず
見るのが怖くて、目を閉じてしまう
リコ「火神くんが負けたら流れを一気に持ってかれるわ。でも、ちゃんと目を開けて見ておきなさい!火神君がどれだけ成長したのか、ちゃんとその目で確かめなさい」
「・・・・・」
私は少しづつ目を開けた
「動いてない・・・?」
2人は目を閉じる前と同じ体勢で向き合ったまま
2人には一体、何が見えてるんだろう
そして2人は何も動かないまま、大我はパスを出した
火神「ムカつくけど勝てねーわ。今回はまだ」
「っ!?た、大我が・・・成長してる」
リコ「火神君も冷静な判断ができるようになったみたいね!さっ!1度タイムよ!!」
前の大我なら絶対に突っ込んでた
ちゃんと冷静に見極めて、負けると察知した
そんなこと・・・・できるんだ・・・
「誠凛高校タイムアウトです」