第76章 変わらない想い。
★★
やっぱり涼太だ・・・・
校門の前には女の子の人集り
その中心にはもちろん涼太
身長が高いから、女の子達より頭が出ててすぐに分かる
これ、又どうしたらいいものか・・・
そこに行くのを躊躇しながら考える
すると、先に向こうが気づいてしまったみたいで、大きな声で手を振りながら
黄瀬「ー!!^^待ってらんなくて来ちゃったっス♪」
満面の笑みで私に駆け寄った
当然の事ながら、周りの女の子の目が痛い
「駅で待ち合わせじゃなかったの?」
黄瀬「早く会いたかったんスよ^^」
そう言って涼太は私の頭を撫でた
「えっ、あのコって・・・・」
「いつも一人でいるよね」
「どうせあの子から言いよったんだよ」
あぁ・・・・
周りの声が聞こえてくる
だけど、もう聞き慣れた言葉ばかり
今更こんな事くらいで気にはしない
黄瀬「・・・・ごめんっ!俺、何も考えずに会いにきちゃって・・・」
「あ、涼太がシュンてなってる^^モデルでしょ?スマイル!スマイル!!さっ!行こっ!!」
私は涼太の腕を引いて歩き出した