第69章 心の底。
辛くて苦しい闇の中
一人ぼっちで怖くて
不安で
絶望しかない
「、大丈夫だ。大丈夫だぞ」
誰かが私の名前を呼んでくれてる
そうだ
いつも私の名前を呼んでくれてる人がいたじゃない
-、又泣いているのか?-
真っ暗な暗闇の中にあった唯一の小さな光
小さな希望
だけど、今はもっともっと大きな光
木吉「大丈夫か?」
日向「オイ!!!?つか木吉!!換われっ!!」
木吉「ああ、すまん。まぁいいじゃないか」
黒子「さん!しっかりしてください!」
火神「は大丈夫なのか!?・・・です」
伊月「ちゃん!」
コガ「ちゃんっ」
ほら、皆が私の名前を呼んでくれてる
火神「オイ!!!!しっかりしろ!!」
「っ!!!」
ハッとして我に返った
目の前には鉄平さんがいて、私を優しく抱きしめて背中をさすってくれてた
皆は心配そうに私を見てた
「皆・・・・・・・」
私が見ていたのは過去の幻覚
皆の顔を見たら安心して涙が溢れた
「よっ・・・・・よかった・・・・ヒクッ・・・・怖かった・・・・っ・・・・」
日向「大丈夫か?」
「うんっ・・・・」
木吉「お前が無事で良かったよ^^」
「っ!!鉄平さん!!」
鉄平さんの体は傷だらけ
額からは血が滲んでた
鉄平さんは、私を、皆を守ってくれた
でも守られてばっかりなんて
「鉄平さん、こんなに酷い傷・・・・」
木吉「ああ、大丈夫だ^^」
「ありがとうございます・・・」
助けてくれて
守ってくれて
添え木になってくれて
支えになってくれて
盾になってくれて
だから、負けないで
あんな非道なチームに
「もう、大丈夫です」