第65章 雨。
第四Qが始まり
お互い一歩も譲れない点の取り合い
大我も真太郎も限界はとっくに超えてる
だけど負けず嫌いな二人だから、二人とも弱音ははかないしそれをむしろ楽しんでる
点差は抜いたり抜かれたりを繰り返す
時間は刻々と過ぎ、残り数秒
テツ君のパスが鉄平さんに通った
これが入れば逆転!!
だけど・・・・
「っ!?」
一瞬鉄平さんの足のリズムが鈍った
その一瞬の隙をついて真太郎が後ろから迫ってきてた
緑間「させるか"鉄心"!!」
お互いが必死で
お互いが勝ちたいと思ってる
このまま終わらなければいいのに・・・・・
そう思えるほどのいい勝負だと思った
結局、鉄平さんのゴールは決まらず、真太郎がファウルをしたためフリースロー2本が勝負の行方となった
時間は残り2秒
1本目のシュートが決まり、点数は同点
最後の1本
リコ「リバウンドォ!!」
鉄平さんが外し、大我がボールを取った
大我がゴールに向けて跳ぶ
真太郎もブロックするために跳んだ
「互角っ!?」
どちらもボールを譲らないまま
ビー--------
「試合終了ーーーー!!!!」
点数は
誠凛104対秀徳104
同点で試合は終わった