第53章 喧嘩。
★★
一人で行くの不安なのかな?
大輝も可愛いとこあるんだなぁ
途中まで行って、桃井さん見つけたら帰ろう
青峰「オイ」
「ん~?」
青峰「悪かったな。急に呼び出して」
「何急に!?」
大輝が謝ってきた!!
青峰「今日の事もだけど、こないだのことも・・・・・」
「・・・・・?」
青峰「・・・・・・・サンキュな」
小さくて普通なら聞き取れるかわからないくらいの声
だけど私にははっきり聞こえた
サンキュって
大輝、そっぽ向いて照れてる
「フフッ^^」
青峰「っんだよ!」
「別にぃ^^」
桃井さんとの時も素直になって謝るんだよ
「ほら、桃井さん来たよ」
青峰「ぁあ?・・・・・ああ」
「じゃあ私行くから!じゃあね」
青峰「あ、オイ!!」
「えっ!?」 グイッ
ちゅ
大輝は私の頭を引き寄せ
私の頭にキスをした
「!!!!」
青峰「じゃあな、!」ニカッ
「あっ・・・・」
大輝が笑った・・・・・
あんなに笑ってる顔見るの初めてだ
何、あのしてやったりみたいな笑顔
バカ
っていうか・・・・・・・
何で頭にキスしたの!?
「何でぇええ!?」
この日1日、私は大輝がしたキスの事で頭がいっぱいだった