第50章 新入部員。
大我は体育館の隅で縮こまっていた
「大我・・・・・もしかしてダメなの?」
火神「いや・・・その・・・俺犬とかはマジでダメなんだよ。です」
大我は昔犬に噛まれたのがトラウマらしくて、犬が怖いみたい
この後リコちゃんも来て、大我以外は皆テツヤ2号を飼うことに賛成だったんだけど・・・・・
リコ「黒子君、かわいそうだけど・・・・やっぱり」
「そんな・・・・リコちゃん、どうにか・・・」
黒子「わかりました」
「テツ君まで!!」
黒子「火神君を説得すればいいんですね?」
リコ「えっ!?うーん・・・できるか!?・・・・じゃあ一日だけよ」
黒子「わかりました」
大我を説得すればいいのか!
「良かったね!2号♪」
2号「わんっ!」
こうして大我を説得させる一日が始まった
ロードワークに一緒に連れていったり
練習を見学させたり
筋トレ中の大我の背中に乗せてみたり
お昼を一緒に食べたり
2号にドリンクを持たせて渡したり
色々試してみたんだけど・・・・・
火神「やっぱゼッテームリ!!」
「うわぁああ~ん。大我のオタンコナスゥ!!」
火神「無理なもんは無理なんだよ!!」
「そんな目で見ないでっ!!バカ!!もういいよ!!」
大我が犬苦手なのはしょうがないけど・・・・
あんな目つきであんな態度は無い!!
2号は何も悪い事してないのに!!
「2号もバスケ好きなのにね♪」
2号「わんっ」
「フフッ♪可愛いなお前は^^」
でも・・・・・ちょっと大我に言い過ぎたかな・・・・
大我だってトラウマだあるからなかなか距離が縮められないんだよね・・・・
そういう気持ちも、もうちょっと考えてあげるべきだったな