第46章 合宿(海)。
★★
「こんなスペースあったんだね」
高尾「寛ぎ用のスペースだし、ちょっとくらいドライヤー使っても大丈夫っしょ!!^^」
「じゃあ・・・お願いします!」
私はカズ君に背を向けて座った
ブオー
高尾「熱くねぇ?」
「大丈夫ー!!」
ドライヤーの音で、少し大きめの会話になる
なぁ~んか、人に髪触られるのって気持ちいい・・・
眠さ増しちゃうな
高尾「髪ふわふわのサラッサラだな」
「そう?カズ君はサラツヤの直毛だよね!」
高尾「そうかー?・・・・よしっ!これで乾いた!!」
「本当だぁ、ありがと!」
高尾「アレッ、眠くなちゃった?」
「チョット眠くなった。人にしてもらえるのって最高だね」
ドライヤーで眠くなっちゃったし早めに寝ようかな・・・
高尾「ちゃんさっ・・・・」
「ん?」
どうしたんだろ?
高尾「真ちゃんから聞いたぜっ!」
「・・・・え・・・・・」
真太郎との事・・・だよね・・・
「私が真太郎に迷惑かけっちゃってたから・・・・嫌われちゃっても仕方ないよね」
高尾「ちゃん・・・・・もう気にすんなよ」ギュッ
「!カズ・・・・くん?」
カズ君に突然後ろから抱きしめられて驚いた
高尾「もう真ちゃんの事でそんな顔すんのやめろよ」
「・・・・・・」
カズ君の喋る息が首にかかって擽ったい
私・・・・・どんな顔をしてたんだろう
高尾「真ちゃんのことなんて放っとけよ」
「カズ君・・・・・」
カズ君急にどうしたんだろう?