第42章 壁。
★★
決勝リーグから数日
大我は二週間は絶対安静と言われ練習には姿を見せなかった
練習は、スリーメンの練習を3倍に増やしたりと決勝リーグでミスの多かった所を中心に励んでいた
皆いつもと変わらない・・・・・ように見えるけど
あれだけ頑張っても行けなかった壁の向こう
そんな簡単に立ち直ることはできないようで
練習を見ていても気持ちが全然入ってなかった
特にテツ君は・・・・いつもと何ら変わりないように見えるけど、けどいつもと違う
大好きなバスケ、楽しいバスケ。
皆この気持ちをどこかに置いてきてしまったみたい
立ち直るのにはどうしても時間が必要なんだと思う
こんな時に私ができること・・・・
私が皆を元気づけることはできるのかな??
それに・・・
足の故障とはいえ、練習に一度も顔を見せない大我の事も心配だった
リコ「」
「ん?」
リコ「火神君、あれから練習来てないし、皆も心配してるから一度様子見に行ってあげてくれない?」
「そうだね・・・明日様子見に行ってみるよ」
リコ「そうしてくれると助かる。・・・・・もうすぐ彼も戻ってくるしね」
「・・・・・彼?」
リコちゃんはそれ以上何も言わなかった
リコ「さて・・・・皆集合---------!!!」