第29章 決勝。
★★
試合が始まった
始まって2分、お互い譲らず均衡状態が続く
どちらが先に点を入れるのか、皆が緊張に包まれながら見ている
きっと、先に点を取った方のチームが流れをつかむと思う
だから・・・どちらも譲らない、譲れない。
それでも、先にこの均衡状態を破ったのは・・・
「っ!!真太郎・・・」
真太郎のスリーだった
先に取られた・・・・このまま秀徳の流れになってしまう!
そう思ってるときだった。
テツ君がコートの端から端へまでボールを飛ばし、それを受け取った大我がシュートを決めた
「・・・・・・・・」
皆があっけにとられてた
何が起きたかわかるのに少し時間がかかった
黒子「すいません。そう簡単に第一Q取られると困ります。」
テツ君がそう真太郎に告げていた
黒子「勝負は」
火神「これからだろ!」
緑間「・・・フン」
皆、本気の目してる
どっちが勝ってもおかしくないのだろう
真太郎やカズ君には負けて欲しくない!
けど、誠凛には勝ってほしいから。
私は、全力で誠凛を応援するよ!!
流れはまだ変わってない
まだまだ、試合は始まったばかり・・・・