• テキストサイズ

いつも眠いのはキミのせい。

第127章 好きな人。




桃井『ダメかな?』

「ダメじゃないけど・・・」

桃井『本当!?』

「それ、皆で集まる前にさっちゃんに渡せば大丈夫?」

桃井『え?どうして?ちゃんもおいでよ』

「私も?けどそれはさすがに・・・中学の仲間に会うんだし・・・」

桃井『大丈夫だよ!皆ちゃんのこと知ってるんだし!』

「けど・・・・・私に会いたくない人も居るんじゃ・・・」

桃井『そんな事無いよー!!皆ちゃんに会いたがってるよ』

「皆・・・?」

桃井『うん。皆、私の話なんて全然聞いてくれなくて、ちゃんとは連絡取ってるかとか、ちゃんには最近会ったかとか・・・本当皆ちゃんのこと大好きなんだからっ!!』




さっちゃんはそう言って誘ってくれてはいるけど・・・

今更どの面下げて会いに行けばいいのかわからない




「でも今更・・・」

桃井『ねぇちゃん』

「・・・?」

桃井『まだ伝えてないよね?』

「え、何を?」

桃井『好きだって気持ち、まだ伝えてないんだよね?』

「え、あっ、うん・・・」

桃井『じゃあ絶対に来て』

「でも・・・」

桃井『約束だよ!!絶対!!詳しい事とかはまたメールするから!!じゃあね!!』

「あっ!ちょっとさっちゃん!!」

ツーツーツー・・・



切れちゃった・・・

さっちゃんは絶対に来てって言ってたけど、ウィンターカップ後、私に気持ちを伝えてくれていた真太郎や涼太には自分の気持ちを伝えていた

それから二人とは連絡を取っていない

真太郎も涼太も私の顔なんて見たくもないんじゃないのかな








/ 1230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp