第117章 気づけた想い。
★★
リコ「じゃあ試合前にちょっと日向君に髪切ってもらってくるから」
「うん。私も試合前に出かけるから、又会場でね!!」
リコ「わかった。遅刻しないでよ?」
「今度は大丈夫だよ!」
リコ「じゃあ行ってきまーす」
「リコちゃん!」
リコ「どうしたの?」
「・・・私をバスケ部に誘ってくれてありがとう!」
リコ「・・・」
「こんな最高の仲間に出会えて・・・本当に幸せ!リコちゃんは最高のお姉ちゃんで、最高の監督だよ!!」
リコ「ありがとう。でも、その言葉は最終決戦が終わったらまた聞かせてちょうだい」
「そうだね!!気を付けて行ってらっしゃい」
最終決戦・・・・
今日の一試合で、決まる
もっとソワソワして緊張するかと思ってた
でも思ってるより冷静だ
朝、スカウティングの為に集まったけど、皆も結構冷静だったな
洛山の強さは嫌なほど痛感したけど・・・
それでも怖い・・・・って気持ちじゃなくて
早くこんな強いチームと試合がしたい!戦いたい!
ってみんなギラギラした目をしてた
あの時の皆の顔を思い出すと・・・いてもたってもいられずに、私も家を急いで出た