第112章 また来年・・・。
★★
残り僅かな時間
得意のラン&ガンで私たちは得点を決めた
「まずは一つ目クリア」
リコ「何とか決めてくれたわね・・・」
テツ君が言ってくれた作戦は一か八かのもの
確実に勝てる保証は無い
それでも勝つにはきっとこの方法しか・・・・・
「僕が彼の咄嗟の時を作って青峰君のコピーを引き出します。そして火神君がすかさずヘルプにくれば、赤司君のコピーでかわすはずです。より確実に決める為にジャンプシュートではなくまず間違いなく抜いてゴール下までさらに侵入します。その位置から残るコピーの中で攻撃力最大の技は紫原君のトールハンマーしかありません」
そう言ったテツ君の断言通り、涼太はこの方法で攻撃をしかけてきた
この攻撃が来るとわかっていたからこそ取れる行動
最後は俊くんのイーグルスピア!!
降旗・福田・河原「「「やったぁ!!」」」
「まだっ!!」
ルーズボールを取ったのは涼太
このままシュートを決める?
ううん・・・・今の涼太なら絶対・・・・
パスを出す!!
「笠松さん・・・」
桐皇との試合・・・海常が負けたあの日
笠松さんは泣いてたんだ
私には見せなかった涙
きっとあれからもっともっと練習を重ねて来た
そんな笠松さんが・・・
このシュートを外すわけない
このシュートが決まればまた逆転だ
でも・・・
「決まる・・・」
「決まったーーーー!!残り時間4秒・・・海常再び・・・」
会場の歓声が凄く響く
でもここまでは私たちの・・・
「作戦通り!」
コガ「後はもう火神に頼るしかない」
リコ「えぇ・・・」
降旗「火神ぃ・・・」
残り時間4秒
これが最後の攻撃
これで決まるか決まらないかで、私たちの勝利が決まる
「誠凛ーーーーー!!!いっけぇぇぇええええ!!」