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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第5章 秘密



いつ、ついたかも分からない、


傷が腕にあった。





そっと葉を傷の部分につけ、


とんでいかないように、



布で巻いた。





地面に脚を付けて、


白い蕾を見た。


四つの蕾が、目に入った。






ゲンタ エルド オルオ ペトラ






守ってやれなくて、すまなかった。


遺体を連れてきてもやれない。





今まで、ありがとうな。









この想いを引きずることは、許されない。


兵長として、まだ多くの部下を守る義務がある。




また、馬を走らせた。



その時、西の風が吹き、


四つの蕾は、肩を寄せ合うようになっていた。
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