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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第29章 海




夕陽が傾きはじめたころ、兵舎に着き花壇にきた。

この花壇ももう2年にもなる。

2年前、

笑顔で話しかけるユカがここにはいた。




俺だけ時間が止まっている気がする。



、、、、、




日中は多くの人達が出入りしている白い建物、

何を思ったのか、病院まできてしまった。


既に夜になっているから、人がまばらだ。

病院から出てくるのは、職員だろう。



ユカはもう帰ったかもしれないと、

思いながら、電気がついている窓を眺める。



、、、、、


その時、見覚えがある人影が病院の入り口へ駆け寄った。



『ユカさん、おつかれさまです。』



俺は驚きで信じられなかった。


『ごめんね、待った?。』



『いえ!!、どこ飯食いにいきます?』


『そうだね〜。空いてるお店にしよっか。』



2人は仲睦まじく歩いて行った。

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