第27章 血筋
エルヴィンに海のことを報告しに行く。
、、、、、
今日は、奪還作戦から丁度1年だった。
街の花屋で、ヒマワリを買った。
花を見ると、色々なことを思い出す。
、、、、、
墓に着くと、誰かが来た後だった。
そこには、既に綺麗な花束が置いてある。
誰が来ていたかは、察しがつく。
目を閉じれば、さっきまでここにいた姿が想像できる。
白い肌…
ブランドの綺麗な髪…
整った顔…
何度も抱いた細い身体…
手を伸ばしたら、すぐ傍にいた、
その当たり前を受け入れられなかった。
それぐらい、果てしなく好きだった。