第22章 外出
『初めまして。』
俺に挨拶をしてきた。
王都の人間だから、やはり品が良い。
『ユカちゃん、街で働きはじめたって聞いたわ。
頑張った甲斐あったのね。本当凄いわ。』
『その節は、本当にありがとうございました。』
『いいのよ。姪と一緒に過ごせて楽しかったし。』
ユカが中央憲兵に狙われている時、
王都のセレクタ家に匿ってもらっていた。
『これからは、何があっても、大丈夫ね。』
『え?』
『リヴァイ兵長がいつでも守ってくれるでしょ。』
ユカは、突然言われて、目が丸くなったが、
笑顔で答えていた。