第15章 番外編 王都
兵団で医師を目指しはじめてからは、
行ける回数は減ったが、
ドクターに半日の休みを貰った時、
オトの散歩を兼ねて、
あの公園へ行っていた。
違和感を感じたのは、
公園からの帰り道、
誰かにつけられている。
手鏡でそっと後ろを見る。
あの制服は、憲兵だ。
何故私を、、、
戸籍のこと、、、
調査兵団で匿ってもらっていても、、、
時間の問題、、、
何とかしないといけない。
エルヴィン団長に相談しないと、、
団長室に向かう途中、、
部屋のドアが開いていて、
リヴァイ兵長とエルヴィン団長の話し声が、、
自分に迫る危機を知った。