• テキストサイズ

草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第12章  心




墓地から離れようとしたとき、



一枚の紙が隙間に挟まれていることに気が付いた。




ユカからだった。





((リヴァイ兵長。



きっとここに、来てくださることを分かっていました。


この前は、酷いこと言ってごめんなさい。


あなたの愛が、嬉しくて深くて、

でも、受け入れる自信がなくて。


私は誰のものにもならないって、自分に言い聞かせて。

冷たい態度をとっていました。


そして、誰かが、私のことを狙っていますね。

兵団に居ては、迷惑がかかります。


試験はどんな形でも受けたいと思います。


忘れて下さい。))





手紙を持っている手に力が入る。



『なにが、忘れて下さいだ。勝手な奴だ。』




ユカのことを、


守れなかった自分を悔やんだ。



もう会えることは、ないのか。






必ず、



探し出してみる。
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp