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【名探偵コナン】Time after Time

第3章 探偵たちの夜想曲



主人公side


【みき、幸せにしてやれなくてごめんな
お前と過ごした時間俺は本当に幸せだった
愛してる…】


そうメールに残して3年前の11月7日、彼はこの世を去った。
私が一番愛していた…いや今でも愛している、忘れることのできない存在…。


「陣平…」


先日降谷くんと再会し、久しぶりに人と陣平の話をしたからか陣平が夢に出てきた。

私は起きて毛利探偵事務所へ行くため出掛ける準備をし家を出ようとする。
出る直前、寝室へ戻り部屋に置いてある陣平との写真を見つめた。


【 松田からお前のこと託されたから
それだけじゃないけどな…】


【俺は出会った時から本城のこと好きだったから…】


写真を眺めながら先日降谷くんに言われたことを思い出した。
あの日、私は思わず車から飛び出して帰ってしまった。
いきなりあんなことを言われてもどうして良いかわからない…


「いってきます」

私は先日の事を悶々と考えながら玄関に向かいゆっくりとドアを開け、誰もいない部屋に向かいそう言って鍵を閉めた。
これから向かう探偵事務所で先日会った昔の友人に会わないことを願いながら歩みを進めた。

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