にんかつ!〜もうっ♡そんなに入れちゃらめぇっ♡♡〜
第4章 めでたしめでたし♡
「ん…うん…。んん…?」
ずんぐりとした違和感を感じて、有羽は目を覚ました。股間のあたりがむずがゆい。夢うつつでボンヤリとした脳を何とか起動させて、己の体を見やった。
「ん…う、何…?秋也くん…?」
ようやくわかった。違和感の正体は脚と脚の間で蠢く生暖かいカタマリ。で、そのカタマリは何なのかというと
「秋也くん…?ちょっと、何してるの?」
「あれ、有羽、起こしちゃったか」
秋也のちんぽこだ。秋也は有羽のまんこにあてがったマラをぐちぐちと緩く前後させていた。
有羽の体は横向きに寝かされており、秋也はその背にぴっとりとはりついている。体位で言うところの背面側位というやつだ。
「最初はオレも一緒になって寝てたんだが、有羽はいつまで経っても起きないし、オレだって挿れた状態で何もしないなんて、そんなことは出来なくてな…。いや、起こさないように、そろ〜ッとやったつもりなんだ。安眠を邪魔したかった訳ではない。うん」
気まずさを隠しきれず、秋也は早口に語った。
有羽もいよいよ目が覚めて、状況が飲み込めた。そして飲み込んだ途端、腹が立ってきた。
今何時だと思っているのか(夜の20時である)。何発出されたと思っているのか。どれだけ疲れたと思っているのか。
ひと眠りしたことで、とろとろところてん思考も消え去った有羽の脳に、フツフツと怒りが湧いてきた。そうして、いまだ性を貪ろうとするこの精力満点男に、堪忍袋の尾がプッツンと切れた。
「いい加減に……しなさ〜〜い!!!」
「ヒエーーッ」