第5章 人の噂も

side相葉

二｢そんなにいい子なの？その白石さん。｣


相｢うん！！今度ニノにもちゃんと紹介するね！

あ、惚れちゃダメだからね！｣


二｢俺の好みだったら難しいかも。｣


相｢えっ、ちょっ、ニノ！！｣


あはは、と楽しそうに笑うニノの姿は相変わらずだな。


相変わらず意地悪だよ、もう。


二｢つーか、だいぶ話それたけど、何だっけ。｣


相｢あ、櫻井君のキスシーン！｣


二｢そーだった、そーだった。

でもそのキスした日のすぐあとに別れたんでしょ？

何でまた。｣


相｢さぁ、そこまではわかんない。

でも、聞こえた話の限りでは、多分、その日に別れたっぽい。｣


二｢で、その日から彼女サンも元気ないと。｣


相｢うん、そうなんだよ｣


二｢うーん...(本当に白石さん、櫻井君のこと好きだったりして。そしたらこのベタ惚れ野郎はどうなるんだろう。)｣


相｢そっかぁ、ニノにもわかんないか。｣


二｢直接聞いてみたら？
別に変なことじゃないでしょ。｣


相｢うーん、、、タイミング、うかがって聞いてみるよ。｣