第11章 風邪
「はーい。どちら様でしょうか?」
開けなければ良かったと凄く後悔した。
いじめっ子A「はーい♪るかちゃんの親友でぇーす♪」
あー。余計に風邪が悪化する。
てか、親友やめろよ。
気色悪い。
いじめっ子A「今日、るかちゃんが休んだから、先生にプリント届けに行ってって言われて届けに来たんだぁ♪はいっプリント」
最悪
そのプリントは学校の事なんか一切書いておらず、私への悪口が書かれていた。赤ペンで。
数十枚以上沢山の紙に。
いじめっ子A「キャハハッ!あんたのやつは特別に皆からのメッセージが書かれてるプリントだよ~♪本当のプリントは全部捨てちゃったぁ~♪ごめんねぇ」
ここまでするために家まで来たのかよ。
ホントに人生、暇なんだね。
つまんないなぁ。
バカな人。
もう、いいやとドアを閉めようと思ったそのとき。
バシャァ
全身が水に濡れた。
あいつは水がいっぱい入ったバケツを隠し持っていた。
いじめっ子A「それじゃあね~♪明日、学校で待ってるから♪いっぱい遊ぼうね☆」
アイツは水に濡れた私と玄関を放置し帰っていった。
どうしようタオルとって来ないと、風邪が悪化しちゃう。
お風呂に先に入ることにした。