Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第5章 怪盗と夜のお散歩【キッド/快斗】
再び湯船に二人で浸かる頃には、だいぶまともな思考回路が戻ってきた。
濡れた快斗くんの髪はふわふわじゃなく、ストレートに近くなってて、なんだか笑えてくる。
彼の髪の毛を一束掴んだ。
「髪の毛こんなんだと快斗くん違う人みたいだねー」
「そかー?俺は見慣れてっから何とも思わねぇけど」
「あれ?なんか、誰かに似てるような・・・」
「誰だー?」
誰だっけ。
最近見てないけど有名な人のハズ。
「あー!工藤新一!ソックリ!もしかして歳も一緒くらい?」
「そーだな・・・俺の好敵手だ」
「えっ、工藤新一と知り合いなの?私会いたい!カッコイイよねー」
「嘘だろ!?・・・あの探偵ヤローのどこがいいんだ?・・・ぜってー会わせねぇ」
END