第37章 その唇、食べちゃいたい。【萩原研二】

「ああぁっ…ぁ…」

「きもちい？」

「んっ…きもち……もっと…ぉ…」

「うん……お強請り、上手になったね…」


上に着てたものはガバッと全部脱がされて、スカートだけが残された。再び後ろからぎゅーっと抱き締められ、乳房に手が伸びてくる。

柔らかく揉まれて、先端を軽く摘まれただけで背すじが反り返ってしまう。

でも耳に、首すじにキスされる度に身体から力が抜けていって……

胸の先を、きゅ、きゅって摘まれては、指の腹で擦られて…すっごく気持ちいい……背中を研二くんに完全に預けて、甘い刺激に酔いしれる……


「っあ、あぁ……」

「かーわいい…クネクネしちゃって……」

「あっ、んぅ……あぁぁ…」


腰も脚も勝手に動く……

頭を研二くんの肩に乗せるようにすると、唇が下りてくる。何度か啄むように吸われて、しっかりと重なると舌が滑り込んでくる。

ほんと…うっとりしちゃうくらいキスが気持ちいい……

プチュプチュと小さな音を立てながら口内を這っていく舌に自分のを絡めれば、柔らかく捕まって優しく吸い上げられる。


でも…いつの間にか内腿を撫でるように動いていた研二くんの手が秘部に届いたことで、蕩けかかってた意識が若干戻ってきた。
ソコが酷く濡れてしまってるのは、言われなくてもありありと分かる。


「んっ……ぁ……っ」

「うわ…すげートロトロ…♡」


語尾にハートマークが付いてそうな甘ったるい声で囁かれると、身体の奥が震えてまた蜜が溢れてくるんじゃないかと思う……

たっぷり蜜を絡めて溝をなぞる指先は、秘芽の周りをそーっと撫でてくる。


「んぅ……けんじ、くん……ぁ、あぁ…」

「ナデナデしてほしい？ココ…」

「ぁ…っ、ぁぁ……なでなで……いっぱい、して……」

「可愛い……いっぱいしてあげたくなっちゃう…」


早く早くと腰が浮いてくる……研二くんの脚に自分の脚を引っ掛けられて、大きく広げられてしまったけど……もう何でもいいや……

指先が秘芽に優しく触れてくる。撫でるようにクルクルされると気が遠くなりそうになる……いつものも気持ちよかったけど、今日はなんだろう…なんかすごくいい……


「あ、あぁ…ぁああっ…けん、じく…んっああぁ…」