Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第32章 POP HIS CHERRY【降谷零の場合】
心地良いダルさに包まれて……このまま寝れたら最高だな……って気分だったから、零くんのアソコがまだ大きなままな事に、少し戸惑う。
だけどお腹の奥がまたひとりでにきゅうっと疼き出してるのも確かだ……
「…もっと色々…としてみたいな…」
「……いい、けど……もうちょっと、後で……その……ゆっくり、してね…?」
「ゆっくり?激しい方が好きなんじゃないのか?」
「…ややや、今またさっきみたいなのされたら……」
「どうなる?」
「…多分意識なくなる」
「それくらい気持ちいいってことだな」
「明日立てなくなる」
「僕達、明日も明後日も休みじゃないか」
「もう…、なっ」
“なんで3日も休みがあるの”と言おうとした唇は零くんに塞がれてしまい。
小さなキスを繰り返し、舌が入り込んできて…硬い熱が肌に擦り付けられる……
何も拒まないでいれば、零くんの手は肌を撫でて再び秘部へ向かう。クチュクチュと水音を立てながら、指先に入り口を撫で回される。
「やっぱりもうダメだ、挿れたい……」
「れ、れいくん……っ…あ……ああぁ…っ!」
再び身体を貫かれ、それからは角度を変え、高さを変え、向きを変え……零くんのワガママに、我ながらよく付き合ったと思う。
(もちろん、それはそれは気持ちよかったのだけれど…いい加減そのうち体力の限界が訪れた)
「こんなに気持ちいいなんてな……想像以上だった……」
「だから……だから、童貞の潜入捜査は、命取りになるんだよ…」
「よく分かった……今僕は実際に、を好きになりかけてる気がする…」
「だから!…それが一人前じゃない、未熟ってことでしょ…」
「けどまだ今日は未熟でいいだろ?明日と、明後日も…」
「それは……」
「明日も明後日もとしたい…こうしていたい……」
「だ、か、ら!……人の話聞いてた!?」
実は私も同じように思ってた…なんてことは、口が避けても言えない。これは仕事なんだから。そう、仕事だ。心の中で何度も自分に言い聞かせた。
END
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