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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第26章 夏の誘惑*後編【降谷零】


熱い息を繰り返し吐き出す小さな半開きの唇……上にも下にもキスをして、自身を泥濘にあてがう……熱くて蕩けそうな感触に、腰が震えそうになる。

息を吐いて、の唇を塞いで、ゆっくりと先の部分だけを埋めれば、彼女の顔が歪み唇の隙間から僅かに声が漏れた。

本当にゆっくりと……更に奥へと埋めていく。柔らかい壁にぴったり包まれて、あまりの気持ち良さに、一瞬を気遣う事を忘れそうになる。

落ち着いて、様子を見ながら少しずつ、腰を進めていく。


「ふっ、ぁ、ぁあ……っん……れ、い……ぁ、っ……」

「大丈夫、だろ?」

「う、ん……ぁ……も、う……なか、いっぱい……」

「そうか?……まだ、だろ……」

「っ……ああぁっ!あ、ぁ……っぅん!」


奥の方まで埋めて。更に奥へ強く押し込んだ途端から少々大きめの声が上がり。咄嗟に唇でまた彼女の口を塞いだ。

そのまま軽く腰を揺らせば、繋がった所からは粘着質な水音が立ち……彼女のナカも蠢く。こんなにハッキリと、こんなに卑猥な音を聞くことって……そう言えば無かったかもしれない……


何度か緩く奥を突いて、唇を離せば……目の前のの物欲しそうな顔が堪らなくて……

しわくちゃの布を無理矢理に押し付け、一気に腰を引き、思いのままに抽挿を始めた。


「んっ!ん……っ、ぁ、あっ……んぁっ!」

「ああ……っ、もうすっごいな……グチャグチャ……」

「んぅ……ぁ、ぁ……っあ!あぁっ……」


奥を突き上げる度、が呻く声に……濡れた音と、ベッドが軋む音……背徳感にゾクゾクしながらひたすら腰を打ち付ける。


今まで肌を重ねたことで……そもそもは濡れやすいんだな、とは感じてたけど……もしかすると今夜が一番濡れてるかもしれない。


「……もしかして、興奮してる?……誰かに聞こえちゃうかもって……」

「っぁ、ぁぁぁ……あっ!ん……っ!」


は首をブンブン振るけど……僕を咥えこむソコはキュウっと締まる……おそらくそういうことなんだろう。

堪えていないと……持ちそうになくなってきた。
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